FileMaker Go 開発・利用者の為のiOSアプリ構築体験ハンズオン(Season2 – day1)
FileMaker Go 開発・利用者の為のiOSアプリ構築体験ハンズオン(Season2 – day1)
2025/09/07 10:30〜 札幌市生涯学習センターちえりあ

日ごろ、FileMaker プラットフォームでの開発や運用を愛してやまない面々が、愛すればこそ、現在の世の中ではどの様にアプリ(特にiPhoneアプリ)を作っているのか、そして、それはiOSアプリとしてのFileMaker Goと何がどれだけ違うのか、敢えて居心地の良い環境に留まらず、新たな未開の地を右往左往しながら進む体験をすることを目的に始まった「FileMaker Go 開発・利用者の為のiOSアプリ構築体験ハンズオン」も遂にSeason2に突入。
Season1では、iOSでの開発環境の構築や、モダンな言語体系と言われているSwiftUIの使い方、コードの変更履歴を残しておくGitなどの利用体験を実践しながら半年余り、主催のDBPowers のビジネスパートナーである、ソーコネクト社より井口氏を招聘し、粗削りながらもiPhoneで動く自作アプリを動かす経験を継続してきました。
まだまだSwiftUIを使いこなしている、とまでは言えない状況ではあるものの、今回からはSeoson2。もう少し実践的なアプリ作りへと進みました。
Season1同様、このSeasonも井口氏にトレーナーをしていただいています。
Season2では、最近、話題として目にせず過ごすことができなくなりつつある「AIでの開発」。あまり注目を浴びることはないものの、サービス提供環境としてはハードウエェアとして非常にその可能性を強く感じているAppleTV上で動くiOSアプリ。入力はこれまで通りのiPhone(場合によってはiPad)。データのストックはFileMaker Server。
この前提でのソリューションアプリの環境を構築することを目的としています。
まず、SwiftUIでのアプリを構築するために、Season1での経験を通じて、何でも良いから作ってみる、ということで、AIコーディングにも非常に便利なObsdidian での環境を自身の環境に作り、その上でGeminiCLIを利用しながらコードを書いてみる作業を実践してみました。


Geminiと統合されてメモアプリはかなり効率的で、どのような指示を出したのか、その結果がどうなったかなどを全てObsidianのメモとして履歴に追記。特定のワークフォルダを指定すると更に効率的になるなど、使い勝手のよい機能が満載である一方でその構成や構造の理解に時間を要しそうで、使い方としてはまだ表面的な機能に留まっている様子が大半でした。

今回は、
iPhoneで問診票を表示し、情報を挿入。
そのデータをFileMaker ServerにODataを利用して流し込む。
FileMakerProでデータ処理を実施し、完成させる。
どの対象のレコードが完成されたかを、AppleTVのアプリで確認。
という流れ。
iPhoneでのアプリ画面は、レイアウトモードや他のアプリを利用してイメージを作成したものをGeminiにこんな画面構成のアプリ、と指示して更に機能として、○○の機能がない、とか、スクロールできるように、とかをプロンプトで追加指示を実施。
そして出来がって来たアプリを画面でお披露目しながら、その出来栄えに会場からは「おお~」の反応。

どの様にプロンプトを構成するかで出来上がりが異なることを確認しながらお昼を挟んでの終日の構築体験となりました。
Seaons2 のDay1はこの様に、ほぼコードを書くことなくアプリのひな形までできてしまうことを確認して終了。
次回は9/28(日)。
単にAIにコードを書いてもらいました、で終わるのは本意ではないので、どんなコードが書かれているから、このような形になっているのか、書かれているコードは適切なのか、などを確認しつつ、データをFileMaker Server に流し込む所までをDay2として実施する予定です。
今後もお楽しみに。
