FileMaker Go 開発・利用者の為のiOSアプリ構築体験ハンズオン(Season2 – day3.5)

FileMaker Go 開発・利用者の為のiOSアプリ構築体験ハンズオン(Season2 – day3.5)

2025/11/30 10:30〜 札幌市生涯学習センターちえりあ

前回からまだ2週間足らずしか日付は経過していないものの、今月2回目iOSアプリ構築ハンズオン(Season2)実質的には前回とセットになるために|

Day3-2 を開催した。前回より、VibeCoding でアプリを作成することをすすめているものの、日常的にはFileMakerプラットフォーム を利用した開発や構築をすることが多いために新たな知識が溢れように出てくるこのワークショップでは2回すると1回戻り、といった行きつ戻りつの進行となっている。

会の進行支援には、DBPowersの技術パートナーであるSoconnect社の井口氏のご協力のもとで共同進行とした。


そして今回。

前回、途中までで中断したAppleTVを利用した受付状態システムについてどのように進んできたか、どこまで進んでいるか、を確認した。

このハンズオンでは、

 ー 開発のベースはSwiftUIを利用。

 ー VibeCodingする為に利用するAIモデル/エージェントは、ClaudeCode/Codex/(Geminiー今後採用)

 ー これらのAIと連携するMCPは、Serena / Sequential Thinking / Context7 

 ー 各種設定資料やログなどの基盤環境をマークダウンで記述しAI連携を用意に整理するPersonal Knowledge Management |PKM)としてのObsidian

が前提となっている。

vibe coding

過去2.5回のSeason2 では、今後の本格的な開発を進めるに当たって、こうした環境を個々のMacに設定し、動作しているかを確認しながら進めてきた。

Xcode や Obsidian でのHomedirectory を合わせることで、各AIモデルの環境設定ファイルも使い回しがしやすいように考慮している。

Obsidian はMarkdown型式で記載されたmdファイルがデフォルトのファイルフォーマットであることから、昨今のAI全盛期の基盤環境として作業効率の向上が期待される。

加えて、VibeCodingはAIモデルとのやり取りをCodingの基本となるために、極めて高い頻度で再指示、再々指示など繰り返しての指示を出すことになる。

こうした過去の履歴をいきなりモデルに対して出すのではなく、Obsidian側に全てが履歴として残すことがより効果的にモデル利用が可能になる。


振返ってみれば、FileMaker プラットフォームがAIモデルとの連携にかなり注力をしてきているここ数年ではある一方で「AI」そのものに注目している業界との歩みとは、その速度も方向性もかなり異なることは衆目の一致するところであると感じる。前回から本格的に始めたVIbeCoding のスタイルが今後、システム開発の主流となっていくのか否かは今の段階では不明ではあるもののCodingそのものに関しては人力を利用せずにここまででき上がってしまうことを目の当たりにしてしまうと、今後のこのプラットフォームの未来に期待と不安を強く感じる。


さて、そんなこんなで、VibeCodingを利用しつつ、今回でき上がってきたAppleTV上でのアプリ画面を皆で確認することころまでは到達した。


またこの様にcode writing をAIモデルに委譲することで我々は別のこと、外出や場合によっては草刈り、除雪作業など、端末を前にしていない何か別のことにも従事したくなる。

そこで「ものぐさアプリ」ものを作成し、どこにいてもAIモデルにそのCodeWritingのマイルスーン毎に通知を依頼させることにした(前回)。

その構成や仕様もAIモデルに記載させて実装を試みてみた結果を共有し、更に仕様を固めて次回以降に運用環境を前提にしたテストフェーズに入ることとした。

この結果も次回以降、共有したいと思う。

 

vibe coding to TVOS 今回、見様見まねでもここまででき上がってしまう、そんな今のAIモデルを利用したVibeCodingの威力に驚きつつ、次回はこのアプリを運用面で実用的なレベル、そして、FileMaker Serverとの連携に歩を進めることになる。勿論、ものぐさアプリも一緒に進める。


次回は年末も押し迫った12月28日。気持ちよく耀ける未来を感じる年末年始を過ごせるようなday4にしたいところ。