Claris FileMaker スキルアップワークショップ(2025/07/27)
「問題解決 Claris ワークショップ in 札幌:とっつきにくさをとっぱらおう! 第一弾「JSON」その3」
2025年7月27日 13時半~(札幌市生涯教育施設 ちえりあ)
数日続いた暑い日差しもない替わりに、かなり強めの雨が降りしきる会場のちえりあ周辺。
午前中にはiOSアプリの開発講座もあり、そこからの連続参加も相応数あっての開催となったClaris FileMakerスキルアップワークショップ。
本日の話題は「とっつきにくさをとっぱらおう! 第一弾「JSON」その3」として、春先から続いたJSONシリーズの最終回であり
これまでの過去2回の基礎知識の復習時間も含み、いよいと実践編となった。
JSONはFileMakerプラットフォームとこれまでも至る所で結びついてきているが、特に今月7月に公開されたver 2025(v22)で
新たに発表されたAI関連の機能は、もはやJSONの知識無しには理解が困難と言い切れるほどに不可分の関係と言える程になっている。
そうした基礎的な知識になってしまっているJSON の基礎知知識をカバーするワークショップをこれまでの過去2回で開講してきているものの今回もまずはこれらの基礎知識を復習するところから開始。
第1回目は、JSONデータの見方、という観点からHelpを見ながら理解を試みました。が、ここで、新版の公開とともにJSONがらみのHelpコンテンツが変わっていることが判明。恐らく新関数の追加とともに、過去の記載内容も変更された模様も確認。このHelpではKeyと値の関係、更にオブジェクト”{}”、配列”[]”など、言葉の意味や表記などの確認も合わせて確認。ただ、誤植の改修は実施されていない模様。
続けて第2回(前回)の復習。
前回は、これらJSON型式で記載されたデータをスクリプトの引数として渡して、その内容を元に分岐処理などを更に加えJSONsetelement/JsonGetElementなどを利用して適切なデータハンドリングの実践を試行。また、外部公開APIの例として〒番号を提供しているサイトからAPIを利用してJSON型式でデータを取得、その内容を適切にハンドリングする処理を試行。問いかけのGET/POSTについても検証しながら、その結果がJSONで返ってきていることを確認。その問いかけの送信方法をFIleMakerではどのように実施するかについて、url から送信に実際に組込んでみました。JSONというFileMakerの外の世界の流儀との関係性で問題になりがちば”null”についても実際のデータを見ながら検証しました。エラーのハンドリングや言葉の意味としての理解に関して、経験豊富なコメントなどと合わせて非常に興味深い情報共有がされていました。
ここで話は最新版のFileMakerで実装されてきたJsonParse系の動作について話は進みました。
内部処理の話なので想像の部分も少なからずありますが、これまでのFileMaker-JSONが、テキスト処理をベースにしていたのに比較して、恐らく、この関数が導入されたことにより、内部がよりネイティブに近い形で オブジェクト処理をするようになったことで従前のJSON処理パフォーマンスが飛躍的に上がったということのコメントがありました。
前半は、こうして、これまでの復習に今回の最新版での情報のアップデートをしつつ、後半は郵便局のホームページで公開されている API を利用して、実際に業務アプリに組込めるような仕組みを作り込んでみました。
こうしたAPIを利用する際には、 FIleMakerの計算式に含まれた処理が実際にどのような情報の送受信をしているのかを確認する必要があるために、それを比較的に容易に確認しやすいツール( [postmanやapidog )を紹介しながら実施してみました。IDを取るところから始めましたので、本日終了後もご自身で再度試行はできるかと思います。
基本的には隔月開催のDBPowers FileMakerスキルアップワークションですが、次回開催は8/31(日)。
今回も触れましたが、新たに公開されたFileMaker2025のAI”以外”の部分に注力して開催致します。
また次回のご参加をお待ちしております。
ありがとうございました。