Claris FileMaker スキルアップワークショップ(2025/08/31)
「問題解決 Claris ワークショップ in 札幌:とっつきにくさをとっぱらおう! 第2弾FileMaker2025 AI以外編」
2025年8月31日 10時~(札幌市生涯教育施設 ちえりあ)
この初夏にかなり大掛かりなアップデートとして発表されたFileMaker2025(ver22)について深堀りをするワークショップ。
今回は対象となる情報が広範囲に及ぶこともあって、通常は午後だけでの開催が多いワークショップ開始時間を午前10時と早めにして終日開催としました。
現地、オンラインでのご参加をいただき、非常に多くの方々にご参加いただけました。
またこれまで弊社でWorkshop開催当初よりの定型スタイルだった会場の机配置をコロナ禍以降の現地、オンライン参加のハイブリッド型が定番になったきたこともあり、オンラインの方の参加状態がよく判るようなサブスクリーンを別途用意し、より会場、オンラインでの一体感を高めることを試行する配置としました。このことから、オンラインでの参加を特段の事情がない限り常時カメラを「入」としていただくことをご了承いただいての参加とさせていただきました。
そのような当初はリリースノートを読込んでいく、と考えていましたが主催者側でリリースノートをベースにした学習用ノートをFIleMakerで作成し、それをベースに機能を検証していく方法をとりました。
(この学習用FileMakerファイルは、ご参加いただいた皆様に参加のお礼を兼ねてご提供しました)

内容としては、AIがらみの新機能に多くの注目を集めているver2025ですが、日常使いの機能にも多くの点で改善がされていることもあって「お!、それ便利」という機能が様々なところにも施されて参加者からの反応も多岐に渡りました。こうした新機能に目がいって隠れがちな便利機能を改めてピックアップできる点が数多くありました。一方で、こうした「それ、便利」という機能についても、今回のAI機能強化の一貫として改善が施されていると思われる部分も散見され、今後のFileMakerの向かう先を想像しながら機能を見つめる経験もできたように思えます。
AIがらみの機能は次回、として今回はそれ以外の使い勝手の向上編注目の内容でしたが、注目の大きかったのは
– テーブルへのコメント
– レコード一覧へ移動スクリプトステップ
– ステップの展開、折り畳み
– 既存グループにオブジェクトを追加、取り除く
– 全置換処理でのオプション追加
この辺りは、すぐにでも使える機能として高く評価、反応があったと思います。一方で、今回はMac版のみへの反映となったボタンなどへのデザイン変更や機能集約については、サポートを考えると不安、という声もあった様に思えます。
前半はこうした新機能(改善機能)をどのような改善が施されたのかを網羅的に振返りる時間として、午後は、その中から、特にこの機能を確認したい、といったリクエストを元に個々に参加されたみなさんの意向を踏まえながら、個別機能の検証、確認、試行を実施しました。実際、自分では思いもつかないような視点で、「この機能はこう使えそう」の様な話が出てくることもあり、実際の手作業の中でも笑いがあったり、真剣な機能への追求があったりと、非常に貴重な時間を共有できたのでは、と感じるワークショップでした。

基本的には隔月開催のDBPowers FileMakerスキルアップワークションですが、2025の発表直後ということもあり、次回開催は9/28(日)。
今回も触れましたが、新たに公開されたFileMaker2025のAIの部分に注力して開催致します。
なお、11月に東京で開催されるFileMakerConferenceでも弊社のワークショップは開催される予定です。
[WS-7] レイアウトから始める カスタム App 設計 —— 「どこから作る?」をみんなで考えよう
(https://www.claris.com/ja/conference/2025/workshop#WS-7(新規ウィンドウで開く) )
様々な興味深いセッションが数多く準備されておりますので、こちらも是非、ご参加いただけますと幸いです。
また次回のご参加をお待ちしております。
ありがとうございました。